「ねえ撮らないでよ」 そう言ってきみの手のひらで画面が真っ暗になった。写真を撮られることが嫌いなきみは「貸して、わたしが撮ってあげる」といつもぼく1人だけを映し出す。 そうじゃなくてさ、ぼくなんかどうだっていいから 今そこにいるきみは、瞬きの…
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